「どうして英語の勉強をそんなに頑張れるの?」の答え

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「どうして英語の勉強をそんなに頑張れるの?」

以前、友人に聞かれたことがあります。

「英語を話すのは楽しいし、世界が広がる感覚が好きだから」確かそんなふうに答えました。

でも、自分で答えておきながら、質問の本当の答えになっていないような気がしました。

確かに英語は好きだけど、どうして持病がありながら身体を壊してまでやってしまうのだろう。なにがそこまで自分を駆り立てるのだろう、と。

それから数年。最近、ようやく気づきました。

その答えは、父にできないことを達成して、父に認められたかったからです。

父には学歴で人と比べられ、軽んじられ、厄介者扱いされたりしてきました。劣等感の塊だった私は何としてもすごい資格に合格して、自分は頑張っていることを認めさせたい、そんな気持ちが常にありました。

頭が痛くても、お腹を壊していても、ひどい倦怠感で布団から出ることすらできなくても、英語の勉強だけは欠かさずに続けました。

結果、長い時間はかかりましたが、英検1級・TOEIC900点・TESOLを取得しました。

それで父との関係が変わったか……いいえ、なにひとつ変わっていません。父子も人間的な相性があります。父に認められることは、恐らくこれからもないでしょう。

でも劣等感という負のエネルギーを英語学習に向けて本当に良かったです。

英検1級をはじめとする英語資格や、英語を通して出会った人々のおかげで、自己肯定感は以前とは比較にならないほど上がりました。

何十年もかかってようやく、「自分が自分でいていい」と思える日が少しずつ増えてきました。

この記事には英語版もあります>>The answer to the question, “Why can you study so hard?”

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