昨年の夏に友人から教えてもらって以来、ずっと受けてみたかった治療【上咽頭擦過療法(EAT療法)】を受けてきました。
上咽頭擦過療法(じょういんとうさっかりょうほう 以下EAT)は、塩化亜鉛をつけた綿棒のような器具を鼻と口から差し込み、上咽頭を強く擦ることで、上咽頭の炎症を鎮める治療法です。
上咽頭炎を治すことで、免疫力をアップさせることができるほか、喉の痛み・不調、めまいや頭痛、倦怠感が改善することもあるそうです。
保険適用で受けられます。
私が今回受けた処置についてまとめます。
治療の流れ
来院したら受付で今までの病歴や受けている治療、処方されている薬などについて問診票を記入しました。
そして50分くらいしてから、その問診票の情報を元に、看護師さんから持病について詳しく聞かれ、EATについての説明も簡単にしてもらいました。
EATに関して、堀田医師の書かれた本によって大体の内容は知っていたので、確認程度に説明を受けました。
問診票の職業欄に英会話講師と書いたので、看護師さんから「英語ペラペラなんだね〜、すごいわ」とほめられました♪ 診察以外についても気軽に話せる、のんびりした雰囲気が良かったです。
治療開始
それから20分後くらいに診察室に呼ばれ、先生から治療についての説明と処置。
まずは鼻から塩化亜鉛をつけた金属製の綿棒を差し込み、上咽頭をぐりぐり(10秒位)。痛いと聞いてはいましたが、本当に痛い。涙目になり、鼻水も垂れるなか、今度は内視鏡で上咽頭の様子を確認(たぶん30秒位)。
炎症はほとんど見られないらしく、上咽頭炎であったとしても軽度だそうです。
そして最後に口から棒を差し込みぐりぐり(10秒弱)。鼻からより痛いと教えてもらった通り、激痛。
処置の間は呼吸も出来ず。痛みで、処置後3分ほどは喋ることも出来ませんでした。
処置の後、先生から治療には15回ほど通う必要があること、治療で8割の人が良くなるけども良くならない人もいることなど、丁寧に説明してもらいました。
通う頻度は隔週でもOKとのことだったので、これから月2回の通院となります。
それから喉の消毒のため、1分ほど吸入をして終了。
これで初回の治療は終わりです。
当日は治療箇所がヒリヒリして、鼻から空気が通りにくい感覚がありました。鼻から息が抜けにくく、唾を飲み込むのも、喋るのも億劫なくらいでした。
翌日は上アゴの奥に、ひどい風邪を引いた時のような強烈な違和感がありました。今回治療を受けて初めて上咽頭の位置を知りました。
翌々日も違和感は残っていましたが、その夜にはなくなりました。
ちなみに治療費ですが、今回は初診だったこともあり、3,070円でした。
今後の治療について
効果が出始めるまで最低でも数回は通わないといけないと聞いていた通り、今のところ効果は全く感じられません。
私の場合、炎症もさほどではないそうなので、治療で上咽頭炎が完全になくなったとしても、劇的な改善は見込めない気はしています。
とはいえ、とにかく続けてみます。
ちなみに、持病である筋痛性脳脊髄炎(ME)の治療も処方薬はなく、湯たんぽやお灸を利用しての温熱療法なので、並行して続けます。
MEの治療についての記事>>慢性疲労症候群の治療 その1
*慢性疲労症候群(CFS)は筋痛性脳脊髄炎の別称です。
治療経過は定期的に記事にする予定です。良い報告ができるといいなと思います。
EAT療法関連情報
私がEATについて知ったのは友人から教えてもらった本『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』堀田 修 著がきっかけです。
そして日本病巣疾病研究会の運営するサイトにある「EAT 慢性上咽頭炎治療 医療機関一覧」というページに記載されていた病院を受診しました。
茨城県内にある耳鼻科なのですが、医師も、看護師も、事務の方々も、ものすごーく感じの良い病院です。よく話を聞いて、不安な点・疑問な点には丁寧に答えて頂き本当にありがたかったです。
これからの通院も安心してできます。
次の記事>>EAT療法(Bスポット)・2回目を受けてきました